目的に合わせた使い方
オープン外構を選ぶ時には、目的に合わせたタイプを選択するといいでしょう。たとえば、ガーデニングを趣味としていて、多くの人に見てもらいたいという時には、花壇の部分をオープン外構にしておくと、通行人からも見えますし、開放感もあります。
ですが、オープン外構というのは、デメリットになることも実は多いのです。たとえば、駐車場を広くとっている場合は、近隣の人が車をバックさせるために使ったり、勝手に通行人が近道として使ったりと、何かとストレスになってしまいます。
どうしても気になる時には、駐車場の部分にはチェーンをつけて対策を立てることもできます。そうすれば、使用する時だけチェーンを外しておけばいいですし、見た目のデザインを損なうことがありません。
また、隣家からまる見えとなることが気になるという人もいます。そんな時には、隣家との間に樹を植えるなどして、目隠しとするといいでしょう。
オープン外構の注意点は、開放感がある分、何もしないとガランとしていて、殺風景の雰囲気に見せてしまいます。オープン外構というのは、スペースが広い分、レイアウトに気を付けなくては、寂しいイメージになる可能性があります。全面コンクリートよりは、玄関アプローチや花壇の部分を芝生にして、駐車場部分をコンクリートにすると、デザイン的にも寂しく感じることがありません。
そして、隣家や道路との境界線をハッキリさせたいという時には、背が低いフェンスを設置したり、プランターを並べておくのもいいでしょう。見た目もスッキリして見えますし、境界線がハッキリしている分、不法侵入も防ぎやすくなります。
オープン外構にする時には、そのことによるメリットよりも、デメリットについても考えることが大切です。デメリットについて考えることによって、プライベートを守ることができたり、ストレスを減らすことができます。
デザイン性と防犯性の両方の観点から選ぶことにより、魅力的なオープン外構が可能になります。